見てもいいぜ。

色々とダメな限界おじさんが遊びに行ったら書く(書くとは言っていない)

ガバガバおじさんのキャンプ道具選びの話 住環境編

積める準備は整った、じゃあ何入れる?となった時、ここから先は

各々のスタイルによって1人ずつ全て違うといってもいいぐらいなので

代表的な道具の基本的な選び方を書いていこう

導入編

②住環境編←イマココ

③寝具編

④火遊び編

 

 

★居住空間★

・テント

 ・一発目は安物でOK

  スポーツ用品や工具等では「道具にアシストしてもらって早く上達させる」   

  メソッドがあるので最初からいい奴を買えというのは禿散らかすほど

  同意なわけだが、テントに関しては平地の普通の環境で一晩寝るだけなら

  5000円でも50000円でも大した違いはない。

 

  じゃあ45000円の差はなんなのなの?というと、仕舞の体積が半分以下だったり、

  設営撤収がやたら早いとか、生地が薄いのに異様に丈夫とか、縫製に一工夫あって

  対候性が高いとか、人間工学に配慮した使い勝手だったりといった、使って

  いくうちにわかる良さみで差が出るのだ。
 
  なので、最初はとりあえず寝られればOKな安物を買い、使ううちに感じた

  具体的な不満(デカい、重い、弱い、使いにくい等)を解消できるものに

  アップグレードしていくことをおすすめする。

  逆に言えば5000円テントでも何の不満も感じない猛者であれば浮いた金を

  別の道具に回せるので総合的な生活レベルの向上が見込まれるのだ。


 ・自立式がおすすめ

  いわゆるドーム型テント。曲げたポールにインナーを取り付けペグ打ち無しでも

  立ち上がるタイプのテントである。

  ワンポールやパップテント等見た目がハイパーかっちょいい奴もあるがあの手の

  非自立式はペグ打ちできない環境では使えず綺麗に張るには若干クセがあるので

  最初はどこでも何も考えず張れる自立式をおすすめする。

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左が非自立式(ワンポール)、右が自立式


  また、食卓の蠅避けのアレをデカくしたようなワンタッチ式のテントもあるが

  基本的に仕舞寸法がデカく重い。但し設営は便利そうなので積載に余裕があれば

  考慮してもいいと思う。

 

 ・ソロでも二人用以上で

  テントの説明書の使用人数は基本フロアにギチギチに詰めて何人?という

  表記なのでソロだからと言って一人用を買うと荷物が入らず泣くことになる。

 

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            二人用の例。こんなん絶対無理ゾ  

  

  キャンプは晴ばかりとは限らず、雨や夜露、冬場なら霜や雪も考慮しなければ

  ならず、また防犯や野獣来襲も考慮して荷物や食料はテントに収めておいた

  ほうがよいので必ず二人用以上のものを選ぼう

 

 ・グランドシートっている?

  整地された芝生のキャンプ場ならぶっちゃけ不要。

  小生も念の為常に持って行くが環境が良ければ大概サボる。テント専用サイズの

  純正オプションがなんだかんだで一番具合が良いがブルーシートでも問題はない

 

 ・セットを買えばすぐできる?

  テント付属のペグとハンマーはひでなのでテントと同時に社外製を買おう。

  お勧めは鍛造ペグだが、もっと安く上げるならホムセンで売ってる

  ブルーシートを留める杭もそこそこお太くて使えそうだ。

  ハンマーは薪割りでも使うので焚火もやるならいずれ買うことになる。

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                そびえ立つクソ

 

2018年1月現在の小生の装備(テント関係)

 ・ダンロップ VS20

 ・小川キャンパル ステイシーST-2

 ・各テント専用グランドシート

 ・村の鍛冶屋 エリッゼステーク18cm

 ・某所から入手したショックレスハンマー

 

 外にいるのがキツい真冬や雨が多い時期には前室が野獣先輩の枕並にデカく快適に

 引きこもれるステイシー、その他はとにかくフットワークが軽いVS20といった

 感じに2枚を状況に応じて使い分けている。
 
 ステイシーは火力を抑えれば前室をタープ替わりにして焚火ができるという

 悪天候時に神的に便利なテントなわけだがいかんせん仕舞がデカく設営や撤収に

 一手間あるので重宝はしているもののやはり正統派ツーリングテントとは言い難い

 
 VS20は登山ガチ勢から見れば安物のしょぼいテントなのだがツーリングテントと

 して見た場合、ダブルウォールの2人用ドームの中では最小クラスの仕舞寸法と

 最初からX状に連結されてるポールをコーナーのポケットに突うずるっこんで

 建てる方式がめちゃんこ使いやすくかなりつおい。(確信)

 欠点といえばフライとポールの接続が「TDN紐」なので一本一本ちょうちょ結び

 していくのが割と面倒というぐらいである。

 (後継モデルのVLシリーズはベルクロで楽らしいのでダイマするならこっち)

 

 これ以上小さく軽くとなるともう登山用ワンポールかシングルウォールドーム

 しかなく、小生のスタイルから外れてくるので(もうこれしか)ないです。

 ※でも最近ルナーソロ気になる…冬は無理ゲーっぽいけど(優柔不断)
 
 鍛造ペグは下がガレててもガンガン打ち込めるので特にかわせみ河原でYBCに
 参加したいニコ厨は本番前に手持ちのペグを更新しておこう

 

・タープ

 ・そもそも必要か?

  グルキャンでは必須、ソロでも余裕があれば持ってたほうがいい。

  荷物が増える(しかもデカい)、タープ主は大概撤収が一番最後になるので

  早く帰りたい時に不向きといった欠点もあるが、雨風を凌いで焚火を安定させ、

  夏場は煙が虫除け代わりになり、ランタンを大量に吊るせば屋内並の明るさに

  できるといったメリットがあり、何より屋根がある安心感は代えがたい。

  ちなみにタープ下で焚火しない人種もいるらしいがそんな都市伝説

  非現実的なので無視する。

 

 ・高いのは買うな

  前述の通りタープはメーカが何と言おうと火の粉に晒されるのが世の理である。

  TC素材などの難燃性のものもあるがクッソ高いくせに所詮

   「燃えないとは言ってない」

  ので、極力安物を選んで穴が開いたらダクトテープで補修しながら使い、

  見た目的にキツくなったらさっさと買い替えるのが一般的である。

  
 ・どんなんがええんや?

  形状によってスクエア、レクタ、ペンタ、ヘキサなどがあるが、見た目の

  好みなのでぶっちゃけ何でもよい。長辺が4mぐらいの中型が1枚あれば

  ソロでもグループでも大概対応できる。
  
 ・タープに関して最も重要な事
  「何がいいか」よりも「1人で建てられるか」である。

  ソロでぶっつけ本番は詰む可能性もあるので本番前に試し張りするか

  グルキャンでデビューしよう。
  

2018年1月現在の小生の装備(タープ関係)

 ・ノースイーグル 4ポールヘキサタープ

 ・Unigear 防水タープ 300x300cm

 NEのタープはマジでデカいので正直持て余し気味だがホモキャンにおいては

 人数や天候によって2ポールと4ポールで使い分けられるのが非常に便利で

 4ポールにすると7~8人収容でき、高さも230cmあるので穴開きを気にせず

 炎を噴上げられる(ガンギマリ)

 Unigearのタープはセットでついてくるガイロープが最初から本数が足りない。

 小生はNEのタープが再起不能になって幕だけ再購入した時に余ったロープを

 そのまま転用したが、他に持って無ければ別途購入する必要がある

 

 ★家具★

 

・照明器具

 ・光りモノは男の口マン

  グルキャンなら誰かの灯りに寄生するのもよいが、輪を離れてトイレや

  水くみに行く時等に灯りが欲しくなる場面が必ず来る。 

  光りモノは火遊びグッズ同様口マン装備に溢れているので自分の拘りの

  道具を手に入れよう

 

 ・充電式LEDランタン

  口マンと言いつついきなり実用一辺倒の道具を持ち出す屑(無情)

  由来は省略するがホモの間ではハゲランタンで通るこの手のランタンは

  趣きもへったくれもない光量全振りの割には2泊ぐらいなら普通にもつ容量が

  ありUSB充電式なので電池のゴミも出ずロンツーなら日中走行中に充電できる

  上に値段も安いので正直おすすめするならこれしかない。

  タープに洗濯ロープを渡し各々持ち寄ったランタンを吊るすことで周囲から

  浮くほどとにかく明るい淫村を形成する様はイカ釣り漁船とも呼ばれ

  ホモキャンの名物である。
  

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こんな遊びもできる



  ランタン同様ヘッドランプ(通称ヘッデン)もUSB充電式のものがあるので

  飯を作ったりあらいももをしたりトイレで糞の行方を追う時に持っていて

  損はないが小生は一応持ってはいるもののほぼ使っていませんねぇ…

 

 ・本格的♂口マン装備

  持ってないから知らん(放棄) ガソリンとか灯油とかガスとかオイルとか

  ローソクとか色々あるけどガラス部品を使っているものが多くバイクでの

  運搬には特別な対策を要するので本気の拘りが無ければ初心者は様子を

  見たほうが良いと思う。でもルミエールランタンいいよね…

 

2018年1月現在の小生の装備(照明関係) 

  ・enkeeo LEDランタン ※長期在庫切れ、廃盤か?

 

   元祖ハゲランタンは現在入手不能で類似品も同等品が見当たらない

   状況である。

   置いて使うより吊るして使うシチュエーションのほうが多いので、

   今から買うなら吊るすように特化した形状のものを買っても良いと思う。

 

・テーブル/椅子

 ・パチモン王国

  テントに引き籠ってコンビニ弁当とPETボトルで済ませるなら別に無くても

  いいが、猿から現代人へ一気にクラスチェンジできるので出来れば買って

  おいたほうが良い。

  また、このジャンルは有名メーカーのパチモンが氾濫し、機能に大差ない

  ものがロゴの有無で半額になったりする魔境と化しており、商品知識と

  買い物のテクニックが問われるが逆に非常に面白いとも言える。

 

 ・組み合わせで考えよう

  机も椅子も様々な製品が出ているが、選ぶ時の基本は高さを揃えることである。

  例えばゆるキャンにも出てくる鹿番長のアレはド定番のベストセラーだが

  天板の地上高がかなり低いので自然な姿勢で座るタイプの椅子とは相性が悪い。

  (リンちゃん椅子ことAliteのメイフライはロースタイルなので収まりが良い)

  オーソドックスなスタイルか、より地面に近いロースタイルかは好みによるが

  重要なのは組み合わせの相性である。

 

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                ウッソだろお前(困惑)

 

 ・大正義パチノックス

  近年のキャンプ椅子の王者といえばフルラインナップを取りそろえ業界を

  席巻するHelinoxであるが、いかんせんパチモンと比べると値段が高すぎる。

  質感や耐久性はなんだかんだで本家が上というのが一般的な見解だが、

  なんせ1/3~1/4ぐらいで買えてしまうので特にこだわりが無ければ最初は

  パチノックスで十分だと思う。


  壊れるまで使ってまだキャンプし足りないなら本物買えばいいんでないの?

 

  但しラインナップはチェアワンのパチモンに集中しておりチェアツーや

  スウィベルのは少なく、グラウンドチェアのパチモンはなぜか全く見かけない

  のでロースタイルで行くなら諦めてホンモノックス(謎語録)を買うか

  別メーカのもうちょい安いローチェアを探すと良いと思う。


  ゆるキャン効果でパチフライ出てくんねぇかな…(届かぬ思い)

  本家Aliteは執筆中の現在品切れになってるしビジネスチャンスやぞ!(犯罪教唆)

 

2018年1月現在の小生の装備(椅子と机)

 椅子:KingCamp KC3951

 机 :キャンパーズコレクション アルミハードトップテーブル

    スノーピーク オゼンライト

 

 椅子はHelinoxのスウィベルチェアのパチモンである。パチノックスの中では

 若干値が張るが回転機構は向きを変える時によっこらセックスしないで済み

 非常に便利なのでかなりおすすめ。

 

 キャンコレのテーブルは仕舞寸法重視と言っておきながらかなりデカい。

 なんだかんだ小物を広げるので一つぐらいこういうのがあってもいいと思って

 買ったが使い勝手は悪くないと思う。本当にデカいけど 

 

 オゼンライトはコンロ置き場(レベル出し用)やテント内で飯を食う時に

 使用しているが、作りが非常にしっかりしているので重宝している。

 スノピは色々と評判がアレだがこれはアタリだと思う、値段以外は。

 SOTOのアレとか鹿番長のアレみたいに持ち上げたら天板が中折れしたり

 横に引きずると脚がぐねったりといったトラブルとは無縁であり、狭いテントの中で

 火を使ったり熱い汁物を扱う時にこの安定感はかなりつおい(確信)