見てもいいぜ。

色々とダメな限界おじさんが遊びに行ったら書く(書くとは言っていない)

ガバガバおじさんのキャンプ道具選びの話 寝具編

前回はキャンプサイトでの居住空間の話であったが今回は寝具に焦点を当てていこう。

ちなみにマットとシュラフはバイク装備でいえばヘルメットとグローブ並に重要なので

安易な妥協や舐めプは止めよう。買えないなら行かない勇気も大事である。

 

小生は現状所有している装備では安全率込みで-5℃までと考えているので

それ以下なら基本行かない。限界に挑戦してもせいぜい-10℃ぐらいまでだと思う。

 

ガチキャン勢に鼻で笑われるかもしれないが小生は別に絶壁でテント吊して寝たり

カレー粉持って樹海に篭もり蛇を食らうヘビーな暮らしは望んでないのだ。

  

導入編

住環境編

③寝具編←イマココ

④火遊び編

 

★寝具編★


・マット

 ・敷き7掛け3

  野宿のプロ(婉曲表現)は、掛けるものより敷くものに重きを置くらしいが

  実際自分でキャンプしてみると言いたいことは非常によくわかる。

  睡眠の質は翌日の体調に直結するので、特に長距離を渡り歩いて何泊もする

  ようなキャンプを続ける為には良いマット選びが重要である。

  マットにはR値と呼ばれる断熱力の指標があり、R値が高いほど底冷えを

  カットする実力があるが、R値は加算式なので無理に高いものを買わなくても

  安物を重ねて使ってもよい。但しその分かさばることは覚悟しよう

            

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               R値の目安(迫真の無断転載)

 

 ・マットの種類と選び方

  ・フォームマット

   いわゆる銀マットやジャバラのアレ。単体では効果が薄く非常にかさばるので

   仕舞寸法を重視する小生のスタイルには基本的にあっていないのだが

   安くて頑丈で濡れや汚れもさほど気にせず済むので愛用者は多い。

   R値は低めで寝心地は無いよりマシ程度

  ・エアマット

   簡単に言えば平たい風船。寝心地は良いが断熱性は無いに等しい。

   仕舞寸法をかなり小さくできるがガレ場ではパンクのリスクがある。

   小生はパンクにビビるあまりシュラフの中に入れて使うことを思いつき、

   実際やってみたところ体が浮くので蒸れずに実に快適に寝れたので

   俺は天才かと錯覚したが実はそれが正式な使い方だということを

   後から知った(池沼)  

  ・インフレータブルマット

   フォームとエアの中間のような作りで中身(肉厚のスポンジ状の何か)に

   空気を入れて膨らませる。

   断熱力と寝心地を確保でき、仕舞寸法も小さいがやはりパンクの

   リスクは避けられない。通年使うならR値3~4程度のものを買い真冬は

   フォームマットと併用して底上げするのもアリだと思う。

 

  ・ダウンマット

   エアマットにダウンを封入したものでかわせみの中州級のガレ場でも

   家の布団と変わらない寝心地と断熱性が確約される小生のキャンプに

   革命をもたらした逸品である。

   結露程度なら平気だが原則水濡れNG、口で空気を入れると中のダウンが

   湿気るので専用ポンプ忘れたら詰む、夏はオーバースペックで暑い、

   パンクのリスクあり、値段が高い、あまり売ってないといった欠点も

   それなりにあるが性能が全てカバーしてくれる最強装備である

 

2018年1月現在の小生の装備(マット関係)

 ・EXPED DOWNMAT WINTERLITE LW (R値7) ※廃盤

 ・SEA to SUMMIT ウルトラライトマット Xスモール (R値0.7)

 

  ほぼ通年ダウンマットだが真夏だけは暑いのでエアマットを使う

  エアマットのほうは頭から太ももぐらいまでの丈が短いものをあえて

  使っているが、これは仕舞寸法、出し入れの早さ、寝心地を総合的に

  考えた結果夏なら半身で十分という結論に達した為である。

  下がガレてたら足元に脱いだアウター敷いとけば何の問題もないね(レ)

 

  ちなみに小生のと同じダウンマットはAmazonではマケプレのやべー値段の

  奴しか出てこないが小生が買った時は並行輸入品が2万ぐらいだった。

  根気よく通販サイトを漁れば後継型(DOWNMAT HL)が3万ぐらいで買えるようだ。

 

シュラフ

 ・夏は封筒、冬はマミー

  シュラフは大きく分けて封筒型とマミー型があるが、頭が結構寒い

  (誰がハゲやねん●すぞ)(見えない敵)なので冬はマミー一択である。

 

 ・化繊とダウン結局どっちやねん

  夏は汚れやすいので洗濯機に突うずるっこめる化繊で十分だと思う。

  登山用の夏ダウンもあるがキャンツー程度でアリなのかは正直疑問なので

  サマーダウンはいいぞおじさんからのダイマを待ちたい。

 

  問題は冬である。化繊は安くて結露に強いけど高いのは若干マシとはいえ

  クソデカい。ダウンは圧縮すればコンパクトだが値段が高く、最近は撥水素材で

  結露程度ならカバー不要のものもあるが中身が濡れたら最悪凍死という

  一長一短の関係なので積載容量と相談で良いと思う。
 
 ・温度表記について

  シュラフの使用温度については一部を除き基本的にメーカが勝手に決めている

  ものではっきり言ってガバガバなので購入はバクチである。

  (正直何で訴えられないのか不思議)

  

  「快適使用温度」と「最低使用温度」の2種類表記があるが最低のほうは

  何の意味も為さないので無視して良い。

  小生の体感では、常識的範囲の安物シュラフなら湯たんぽ等外部熱源に頼らず

  朝まで寝られる限界は快適使用温度+10℃前後が目安だと思う

    例:-10℃対応のは実際には0℃から寒くなる

 

  ちなみに時々知らない奴がいるので書いておくが、シュラフ自分の体温で

  中綿に暖かい空気の層を作って冷気を遮断し、内側の温度を上げて体に戻す

  循環システムになっているので、ハードシェルのアウターを着たまま入ると

  体温がシュラフに伝わりづらく中々温まらない。

  カタログ値の快適使用温度内なのに「イージス着て寝たのに寒かった」って

  言ってる奴はシュラフ本来の性能を引き出せていない可能性が高い。

  ※もちろん本当に限界超えてるなら着ないとヤバイ

 

寝 る 前 に イ ー ジ ス 脱 げ

 

  どうせなら上から掛けたほうが保温の足しになるし結露除けになって

  いいんじゃね?(提案)
 
  また、「一部を除き」と書いたがモンベルとナンガはEN規格というEUの

  統一規格を採用しており、これは割と実使用温度に近いとの話だがそんな

  高級シュラフは使ったことが無いので詳細は不明である。

  コンフォート温度を参考にすればいいんじゃねーの?(適当)

 

2018年1月現在の小生の装備(シュラフ関係)

 ・キャプテンスタッグ スーパーコンパクト200 (化繊 最低+12℃)

 ・LMR 高級ダウン寝袋 (快適-10℃)

 

  LMRのシュラフは中華特有のガバガバ表記かと思いきや自分から高級

  名乗るだけあって本来寒くなり始めてもいい0℃台でもカイロ無しで寝汗かく

  レベルで使えてるので割とカタログ通りの実力を持っていると思われる。

  また、撥水生地も今のところ問題なく機能してるのでシュラフカバーも

  使っていない。

  体を張って検証したTSKIKK兄貴の尊い犠牲によってちゃんとダウンが入っている

  ことも証明されているので温暖な地域の平地であれば十分戦力になると思う。

 
  なお、冬シュラフのファスナーを開放して掛布団にして使えば春秋の温度調節が

  難しいシーズンでも安心なので、下手に夏用で粘るより冬用を3シーズン運用する

  ほうが何かと便利である。