見てもいいぜ。

色々とダメな限界おじさんが遊びに行ったら書く(書くとは言っていない)

ガバガバおじさんのキャンプ道具選びの話 火遊び編第1章

本来なら火遊び関連は一つにまとめたかったのだが小生の文章力は

所詮高校中退(リアル)なので勢いに任せてたらやたら長くなったので2部構成だ。

今回は第1章として携行用小火器ことストーブと、ストーブの相方たる

クッカーについて述べていく。

 

導入編

住環境編

寝具編

④火遊び編第1章 ストーブ/クッカー ←イマココ

⑤火遊び編第2章 焚火

  

★ストーブ★

 

・火器沼は深い

 火遊びは雄野郎の嗜みであり、これがあるかないかでキャンプの趣きが

 大きく左右される。

 もちろん究極は焚火だが、調理に関してはストーブ(暖房ではなくアウトドア

 ではコンロの事)のほうが圧倒的にお手軽便利なのでメシづくりもしたいなら

 まずはストーブを使ってみよう
 
 ストーブは燃料だけでも数種類、形状や特色を鑑みれば千差万別である。

 しかしまずは燃料を何にするか決めてしまえばあとはほぼ見た目で選んで

 財布と相談すればよいので各燃料の特徴を紹介していこうと思う。

 

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          国産ケロシン(灯油)ストーブの最高峰。約75000円

 

・ガス

 キャンツーにおいては最もメジャーな燃料である。

 というかガス以外は趣味の世界と言っても過言ではない

 ガス缶はいかにもアウトドアな形のアレことOD缶カセットコンロのアレ

 ことCB缶の2種類があるが、OD派とCB派の確執はアウトドア界の

 きのこたけのこ戦争とも呼ばれ、日々血で血を洗う争いが

 繰り広げられている。

   ※キャンピングガス(青缶)というすぎのこ村的ポジションのものも昔はあった。

 

OD缶のメリット…・缶そのものが台になり省スペース

            ・丸型クッカーに収納できる

    デメリット…・高い

          ・出先であまり売ってない 

          ・一体型は縦長になるのでデカい風防がいる

 

 CB缶のメリット…・安い

          ・どこでも売ってる

          ・横置きなので背が低く風防が小さくて済む。

         
   デメリット…・使用時にスペースを食う

         ・運搬時もかさばる

 


 ガス全体に言える弱点としては低温に弱いことで、体感的に0℃前後で出が

 悪くなるが、パワーガスとかプレミアムガス等の名前で売ってるものなら

 多少マシにはなる。(当然値段も上がる)

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 とはいえガスが完全に役立たずになるような寒さではそもそもバイクで行けない

 という本質的な問題があるのであまり神経質になることも無いだろうし、

 シュラフに入れて一緒に寝れば朝イチでも楽々着火できる。

 

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              時には諦めが肝心

 

・固形燃料

 代表的なものは旅館の一人用鍋や居酒屋の釜飯等でよく使われる水色のアレ。

 そのままでは揮発して小さくなってしまうが日本最大級のアウトドア用品チェーン

 ことダイソーに1個ずつシュリンクされて長期保管ができる神アイテムが

 売っている。
 
 メリット …・燃料、ストーブとも最小最軽量

       ・安い
        
 デメリット…・火加減を調節できない

       ・一回付けたら消えない

       ・気流に非常に弱くテント内でも風防が要る

       ・火力が低い

       
  個人的に固形燃料が最も輝く場面は自動炊飯(後述)だと思う。

  また、湯沸かし程度なら問題ないので火器はこれ一本で限界までモノを減らす

  チャレンジも面白いと思う。

 

・液体燃料

 代表的なのはアルコールとガソリンである。

 アルコールは固形燃料と同様の特徴に加えて消したり付けたりできるとか

 ゴミが全く出ないメリットの代わりにガバると炎上するリスクがある。

 
 ガソリンは長い歴史に育まれてきた信頼性でどんな環境でも安定した実力を

 発揮するが、現代のキャンプツーリングでは正直取り扱いが不便である。


 メリット …・エクストリーム環境でも使える信頼性

       ・火力最強

       ・見た目がかっこいい

       ・赤ガス仕様ならバイクから抜ける(ハイオクはNG)

 

 デメリット…・マメなメンテがいる

       ・着火の手順が面倒(ポンピングとかプレヒートとか)

       ・取り扱いガバると大炎上

       ・弱火は苦手

       ・ホワイトガソリンは高い

 

 液燃ストーブは使いこなせれば一生の相棒になるポテンシャルを持っているが

 どうしてもガスに比べて取り扱いに難があるのでUL沼に落ちた人か口マン派の

 数寄者にしかおすすめはできない。

 

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                  本来の用途

 

2018年1月現在の小生の装備(ストーブ関係)

 ・SOTO Gストーブ STG-10 ※廃盤(後継モデルあり)

 ・Smiley Smile ポケット固形燃料用ストーブ

 ・EPI ウインドシールド(S)

 
 小生はコンビニから田舎のよろず屋までどこでも入手可能で出先のガス欠の

 心配がないことからCB缶派なのだが、今使ってるGストーブは風防一体型で

 超小型かつ低燃費な頼りになる相棒♂とは言え冬場の屋外では明らかに

 火力が足りてない事情があり、現在多少燃費が落ちてもいいので高カロリー型

 ストーブの追加投入を検討中である。

追記:プリムスのウルトラバーナー買いました。

   まだラーツーにしか使ってないけどいいゾ~これ

 

 パチビットはメスティンの中に風防や燃料とセットで収められるので

 自動炊飯専用器として絶賛括約中である。

 ちなみに本物の定価は燃料付きで1620円で、小生は袋付きのパチモンを

 当時440円で買ったが現在では100円以下のパチモンが横行し、最安は

 驚きの19円(送料無料)である。(2018年1月現在)

 どの業者を信用するかは自己責任でオナシャス!

 

 風防は「緑だから」というKWSK乗り並の理由でクッソ高いブランドモノに

 したが、無塗装のほぼ同じものが100円台から買えるのでこだわりが無ければ

 そっちでいいと思う。
 

 

 

クッカー☆

 コッヘルとも言う。飯は作らずお湯も沸かさないなら不要だがストーブだけ

 持ってても仕方ないので実質合わせ買い対象である。(ゲートウェイドラッグ)

 選ぶポイントは主に形状と材質になると思う。

 スキレットダッチオーブンは口マン装備の部類だと思うので省略

 

 ・丸形角形どっちがええのん?

  OD缶と組み合わせるなら丸形一択。(じゃないと最大のメリットが死ぬ)

  それ以外なら収納性に優れ中身を注ぎやすい角形が良い。

 
 ・材質ってなんだよ(哲学)

  正直あまり深く意識したことないが小生は価格や寸法、用途で集めてる内に

  気づいたらアルミクッカーがメインになっていた。

 

  アルミは過熱すると穴開く、ステンは金属臭が付くのでコーヒー紅茶には

  不向き、チタンは焦げ付きに対して根性が無さすぎる等の特徴があるが、

  どれを使おうが最後は本人の腕なので財布と相談でいいと思う。(建前)

 

  小金持ちの初心者が特性を知らず「チタンやぞ?(ドヤ)」っていう

  小学生並みの理由でクッソ高いクッカーセットを奮発したのにデビュー戦で

  焦げ散らかして涙目になったり変な形の焼きが入って絶望したりするのは

  最高の見世物なのでいいぞもっとやれ(本音)

  ※特性を理解して適材適所で使えば長所もちゃんとあるので別に

   アンチチタンってわけじゃないよ。持ってないけど

 

   
  後はこれだけは真面目におすすめしておきたいのは、焼き物を作るなら

  表面加工されているものを1個用意しておいたほうがいい。

  別に普通のでもちゃんと油敷いて火加減をコントロールできてれば大丈夫だが

  家のフライパン感覚で使えて初心者特有のガバガバクッキングでも

  焦げつかず脂汚れも簡単に落ちるので1個あると非常に便利である。

 

 

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      最近は柄が畳めるチタンシェラカップがちょっと欲しかったり

     するが目盛り付きが見当たらないのでやっぱチタンはクソ(暴言)

 

     あ り ま し た

 

2018年1月現在の小生の装備(クッカー関係)

 ・トランギア メスティン (アルミ)

 ・トランギア ラージメスティン (アルミ)

 ・コールマン パックアウェイクッカーセット (アルミNS加工)

 ・キャプテンスタッグ キャンピングケットルクッカー 900ml (ステン)

 

 小生の場合、大体先に何を食うか決めてから準備に入るのでメニューに合わせて

 要る分だけ持っていくようにしているが、迷ったらラージメスティンがあれば

 大体何でも行けてしまう

 

 レギュラーのメスティンは殆ど炊飯専用である。

 

 ①お米1合を水と一緒にメスティンに入れてシェイクして洗う

 ②内側のリベットの半分の気持ち下(好み)まで水を入れ30分以上吸水させる

 ③固形燃料(25g)に点火し、風防で完全に囲って放置

 ④20分ちょいで火が消えたら完成。

 

 30分以上の吸水と風防で囲うのを確実にやれば想像の斜め上を行く

 ガバガバ行為がない限り失敗しない。

 ※強風時はテント内でやるとより確実だが吹きこぼれが出るのでフロアを

  タオル等で養生しておかないと悲惨な目に遭う。(経験談)

 

 この方法ではおかずがレトルトや缶詰なら蓋の上で一緒に温めればよいので

 ガスストーブすら不要になる。もしストーブが必要なおかずであっても

 炊飯と並行して作業できるのでよほど革命的手法が開発されない限り

 小生はこのやり方を継続してゆく所存である。

 吸水が若干面倒だがこれをサボると確実に失敗するので設営より先に飯炊きの

 準備をするとか買い出しの時間を利用したりして工夫しよう。
 
 コールマンセットは下の鍋がキャンツーの1人料理にはデカすぎて正直使い物に

 ならないのだが上のフライパンと中蓋がクッソ有能なので焼き物で

 大括約する。フライパンと蓋だけバラ売りしてくれれば+114514点なのだが

 残念ながらセットでしか買えない。そういうとこやぞ
 
 鹿のヤカンはタフな環境でシバキ回せるステンなので焚火にかけて常時お湯が

 使えるシステムには無くてはならない。

 冬の熱燗はいいぞ。